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2006年4月13日 (木)

忘れられないイヌ

一昨年くらいかと思う。

あまり行かない方の河原の土手のてっぺん、1本道を皆で歩いていた時のこと。
なぜ、そこかと言うと、
見渡す限り葦原のような河原だが、
ラジコンクラブが借地して整地、芝を張ったフィールドがたまにある。
平日の昼間、イヌ達を遊ばせるのに、ちょっとお借りする時があるのだ。

背の高い草に囲まれているので、ある程度近づかないと、芝は見えない。
やっと見えてきたところ、遠目にヒト1人とイヌ2頭が遊んでいるのが見えた。
まだ、離れていたので、着くまでに帰ってくれないかなーと、私たちはオンリードでゆっくり歩いていた。

と、道の真ん中、
最初は、ゴミの袋かなーと思うようなものがあって、
ずーっと動かないので、かなり近づくまで、黒いイヌがうずくまってると思わなかった。

具合でも悪いのかと、思ったが、
イヌは、ある程度緊張感のある正しい「フセ」で、アゴを地面につけ、真っ直ぐこちらを向いて、微動だにしない。
ちょっと低めの声で「どうしたの?」と聞いたと思う。
イヌは、眉ひとつ動かさない。

5mくらいの距離を挟んで、
私は自分のイヌを後ろに置き、しばらく、思案した。
表情に落ち着きがあって、攻撃するような感じもしなかったが、ヒト1イヌ3に対して、絶対動きません。という強いものがあった。
ふと、だいちを見ると、よそ様のイヌに対して、必ず一言ある彼が、
目線をはずしていた。

そっか。
と合点して、私たちは、何も言わず、Uターンして普通にもとの道を戻った。
1度振り返って見ると、彼(彼女)は変わらず石のようにこちらを見ていた。

確証はないが、P7240018000_1
芝で遊んでいたコ達の、家族ではないかと思った。
私たちは追い返されたわけだが、嫌な感じじゃなかった。
丁寧に頼まれた感じだった。

「帰ってください。」って。

黒っぽい、和犬風のコだったとしか覚えがないが、
忘れられない出来事だった。

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