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2007年1月 6日 (土)

ゲンちゃん

6年前、

河原で3頭の子犬を拾った。

生まれたばかりで、スーパーの袋に入れられて、草むらに放り投げてあって、

ピーピー鳴くのを、だいちが聞きつけた。

正直、「うちでは無理だわ。」と思ったので、

車に積んであった、ダンボールの箱に入れ替えてあげて、日陰に置いた。

たしか、7月の初旬だったと思う。

晴れた日だった。

翌日、どちらにしても、もう駄目だろう。と思って、

始末をしてあげるつもりで、そこに行った。

3頭は、ひどい様子だった。

でも、生きていて、生きようとしていた。

そのまま、行きつけの獣医さんに連れて行った。

どうするのか、全然、気持ちが決まっていなかったが、

先生の見立てで、無理だから、楽にさせて上げましょうってことになるかもしれない、という期待もあった。

先生は、「とりあえず、洗いましょう。」と言った。

昨日今日生まれたような子犬を、丁寧にシャンプーして、目の細かいコームで梳くはめになった。

預かってくれるのかしら、と思ってたら、

ミルクと哺乳瓶を渡されて、「がんばって。」と言われてしまった。

  

あらら。  

  

  

ちょうどその頃、舅が呼吸器の発作を起こして、生死の境をうろうろしていた。

姑は、病院に泊まりこんでいる。

私は仕事を持っていて、実家に相談したら、当然、怒られた。

怒られたけど、何とか頼み込んで、昼間だけ、預かってもらった。

夜は、だいちとつきの側に置いておいた方が、異常があった時、わかりやすいと思ったが、「ぴぃ」って鳴いても、飛び起きて、ミルクを飲ませに行った。

子犬達の栄養状態は、非常に悪かった。

特に、一番チビ太は、ミルクが鼻から逆流してしまう。

満足に、飲めたためしがなかった。

いつもいつも、お腹をすかしていて、3頭とも、栄養障害の皮膚病を発症していた。

母が、「元気になるように」とゲンちゃんと名づけたチビ太は、顔全体がお岩だった。

「これは、ミルクに問題があるかも。」と、

早めに、離乳させた。  

  

体中、ところどころのハゲは、しばらくあったが、先生は、「治ります。」と言ってくれた。

縁があって、(体重順で)上の二人は、貰い手があった。

鼠のように、シッポに毛がないコもいたが、若い夫婦に貰われていって、すごくかわいがられている。

毎年来る年賀状の写真のかたくりのシッポは、フサフサだ。  よかった。  

  

  

ゲンちゃんは、貰い手がなかなかなかった。

4ヶ月まで、うちに居た。

その頃、夜間の仕事が入って、毎日、明け方に帰って来ていたダンナを、

ゲンちゃんだけが、大喜びに迎えてくれたらしい。

今でも、そのことを、懐かしそうに話す。Pic00001_7

辛い仕事だったらしく、ゲンちゃんとモー娘のCDだけが、元気の素だったらしい。

ゲンちゃんは、退職した中学教師のご主人と奥様の二人暮らしのお宅に貰われていった。

農家のお宅で、ゲンちゃんの小屋は、納屋の軒下に置いてあった。

  

  

今でも、「ゲンちゃん、元気かな。」とダンナが言う時がある。

ゲンちゃんのおかげで、うちは、3頭めの天の許可が出た、と思ってる。

ダンナとゲンちゃんの関係を見て、「これはイケる。」と踏んでいたのだ。

鬼嫁である。  

    

重篤な状態から、回復した義父は、

何にも知らないはずなのに、いきなり、「kちゃんが、裸の3人の赤ん坊を拾っただろう。」と言って、皆をびっくりさせた。

その後も、「お陰で、俺は命拾いしたよ。」と言ってくれたので、

いえいえ、こちらこそ、いい親に巡り合えてよかったです、と心の中で感謝してる。  

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